この備忘録を共有したいのは
手帳の字が汚いのに悩んでいる、というか、自分に嫌気がさしている人
この備忘録を読めば
たとえ字が汚くても意味ある手帳の使い方にする、参考事例を知ることができます
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<目次>
綺麗な字のまま完走できない
「新しい手帳を買う」という行為が好きです。新しい年が始まるのに備え、心機一転リセット出来るような気がして。来年も頑張ろう、と澄んだ気持ちで思えます。
ただ。毎年起こるのが、「最初キレイに書いてるのに、後半むっちゃ汚くなって嫌になる問題」です。最初は、本当にキレイに書いてるんです。罫線に載って、細かく、丁寧な字。MTや会議のメモも、ToDoリストも。今回、過去5年分の手帳を見直してみたところ、平均して3月くらいですね、くずれてかけきて。5月くらいには罫線をはみでるサイズに字体がなり、8月には、罫線無視の斜めの雑書き。10月くらいにはもう、なんか筆圧がそもそも弱い。汚くて自分でも読む気がしない。で、早く来年の手帳を欲しくなる。11月はロスタイム、12月からは新しい手帳でまたきれいに書き始める。この繰り返しです。
字が汚いから、清書する!?
そんな悩みを先日、セミナーで一緒になった人に相談してみました。するとその人は「私もそう。だから、最初は別の何かに汚くてもいいからメモして、後で手帳にキレイに清書してる」と。それを聞いた私は、「めんどくせ!」と思いました。だって、一発でメモするのすらめんどくさいから雑になるのに、もう一回書き直すなんて!と思ったのです。
「大切なことだけ」別ノートに書き直す
でも、「汚くしか書けないなら、それでいいじゃないか。書き直せばさ!」というのは、一種のポジティブ変換な気づきでした。そこで、過去の手帳にメモしていた内容を、別ノートに書き写してみようと思い立ちました。
とはいっても、全部書き写すなんてことしてたら何日かかるねんという世界なので、本当に残しておきたい内容だけです。だから、誰それとのアポイントや、MTの宿題、日々の会議の事務連絡などではなくて、自分がこれからも見直したい学びがメインになりました。
で、実際に過去の手帳を見直してみると、後から見直したいほどの大切な内容というのは実はちゃんと見てみたらそんなに多くない(みなさんもそうではないでしょうか)。これなら清書もしんどくないと思い、やってみました。すると、これがすごく良い。
セミナーで相談した人とは違って、私の場合はつまり、手帳は汚くてよいと割り切って、残したい内容だけ、別のノートにきれいに書き写してためていく。この方法が、自分にあっていました。
感じているメリット3選
① 眼の前の議論に集中できる
会議や面談中、手帳のメモは雑で汚くても良いという安心感があります。結果、眼の前の議論や講義、相手との対話に集中できる。
② 大切なことが何か整理できる
後で別ノートにきれいに書き写す内容は「本当に大切な学び」や「忘れてはならないこと」など、見返せるように残したいものだけと決めています。なので、自然と情報の取捨選択、優先順位の整理ができます。
今までは、大事な情報もすぐ忘れていい使い捨ての情報も、全部ごっちゃになって汚く手帳に記されていました。手帳からノートに整理する過程で、頭の中も整理されてとても心地よいです。なんか、ととのう。
③ 大切なことの本質が見えてくる
過去5年分の手帳から、上記の作業をやって、残しておきたいことをノートに書き写しました。すると、事例や場面は異なっても、学びとして共通する内容が何度も出てくる。たとえば私の場合、事業部長が「責任感からの主体性」「視座の高い戦略眼」「実行スピード」というメッセージを色々な場面で何度も私に伝えてくれていたのだなぁということを、この作業を通じて感じとりました。もちろん、異なる方が本質的に同じメッセージを伝えてくれている場合もありました。これは私にとって、とても有益な体験でした。
まとめ
今回の備忘録
手帳の字が汚い方は、割り切って、本当に見直したい内容だけ別ノートに書き写すのがおすすめ。目の前の議論に集中できるし、大切なことが整理される。一度おためしあれ。