こんにちは!でじきちです。今晩は全国的に雪ですね。家の周りも積もっています。今までで気持ちよかった雪の想い出は、北海道のキロロで滑ったパウダースノーと、カラオケでサビ原キーで歌えた時のレミオロメン「こなーーーーゆきーーーー」です。
さて、皆さんはメールを誤送信してしまって焦った経験はありませんか?今回は、少しでもこの送信ミスに抗う内容のご紹介です。全国のおっちょこちょい同志の少しでもお役に立てれば嬉しいです。
<目次>
メールにまつわるヒヤリハット
先日、ヒヤリハットがありました。
ヒヤリハット:危険な事が起こったが幸い重大事故には至らなかったという、ヒヤリとしたりハッとした事象のこと。
ヒヤリハットの話でよく出てくる「ハインリッヒの法則」によれば、 1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前だった300件の異常が隠れている。この300件が、つまりヒヤリハット。ちなみにハインリッヒさんはアメリカの損害保険会社に安全技師として勤めておられたサラリーマンなのですね。
どんなヒヤリハットかというと(しょうもないです)、残業で疲れ果ててメールを打っていたら、こんな文章で送信ボタンを押そうとしていました。
でじきち、お米も林檎も売っていません。「秋田産」に「長野産」。このまま送信ボタン押していたら、失礼にあたるところでした。でも、こんな程度だったら可愛らしいもんです。その昔、まだ入社3年目くらいの時、事件を起こしてしまいました。
その当時の部長が、私と、ペアで仕事をしていた先輩の二人宛にメールをくださったんですね。有り難いことです。が、若気の至りですね。その当時の僕らは、部長の有り難いアドバイスも茶化してしまう、やんちゃでおバカなお年頃だったんですね。いつものノリで、先輩に「助けてー!!」と転送しました。ダメですねー。おバカですねー。でも、何より馬鹿だったのは、「『転送』じゃなくて『返信』してた」んですね・・・!なんか、ボタン押したあと変な感じがしたんです。そう、ポルナレフが階段を上ったつもりが下りていたような、そんな変な感じが・・・。それで送信トレイを見て、宛先を見たら・・・「うぎゃー!!!!!!」叫びました。「ヒヤリ」でも「ハッ」でもないですね。「ウギャー」。オフィスのフロアに断末魔の叫びが響き渡り、フロアの同僚、先輩方がどうしたどうした!と駆け寄って周りを囲み、事情を知って、フロアがまた揺れるくらい皆に笑われ、憐れまれました。そして1分もしないうちに皆の目の前で私の受信箱が光り、部長から「今日時間ありますか」とメッセージ。皆に「終わったな」と言われたのです。そんな自分がまだ会社で元気に楽しく仕事を出来ているのですから、当時の部長の度量の広さに感謝ですね。
Gmailは送信取り消しが出来る!
で、本題です。デジタル音痴脱却すべく、Googleさんと仲良くなろう!と思い、こちらの本を購入してみました。50歳にはまだけっこうあるんですが、自分の実力的にこれだ!と。実は先日書いたGoogle Mapsもこちらの本を参考に、向き合ってみたんですよね。
そこに、でじきち的には驚愕の事実が載っていたんです。「送信したメールを一定時間内に取り消すことができる」!!!しかも、デフォルトが5秒に設定されていて、それをMAX30秒に変更することができる!!!
皆さん知ってました!?知ってましたよね・・・。でも、私、知らなかったんです。でももしかしたら読んでくださってる方の中にも、出来ること自体知らなかったり、30秒まで自分で伸ばせることは知らなかったって方がいるかもしれないと思い、一応、やり方を共有します。
Gmail送信取り消しのやり方
- Gmail画面右上の歯車マーク(「設定」)をクリック
- 「クイック設定」の下の「すべての設定を表示」をクリック
- するとこちらの画面になります。真ん中にある、「送信取り消し」のところで修正が可能!好きな秒数を選びましょう。私は勿論30秒。そして最後に画面1番下の「変更を保存」を押せば完了です。
続いて、メール送信した際に、左下にこのようなポップアップが出るのを確認してください。ぶっつけ本番、やめてくださいね。自分宛とか身内宛とか、大丈夫な人で試してください。先程いじっていただいた「取り消せる時間」のデフォルトは5秒なので、設定を今までいじってなかった人は、こんなポップアップが出ていたことすらあまり認識できていなかったかもしれませんね。かくいう私もです。さぁ、30秒あれば少し心の余裕がありますね。「元に戻す」をクリックしましょう。すると、「送信を取り消しました。」と神様のようなコメントが出て、誤送信したメールが戻ってきます。救われました!
ちなみにこの送信取り消しのからくりは極めてシンプル、設定した時間が経つまでは実際に送信されない仕組みです。今回なら、30秒後の送信予約になるということですね。ということはつまり、即レスしたい場合でも、30秒ロスが発生するということです。でも良いじゃないですか、それくらい。生き急がなくても。若い時は偉いさんの投げかけに誰よりも速く反応したくて早押しイントロドンみたいなマインドの頃もありましたが、今はもう、ご安全に、事故なく日々を過ごすことが大切です笑
送信取り消しの超絶注意点
「ふぅ。これで安心。送信ミスっちゃっても、何の問題もないじゃん」安心しきらないで!要注意ポイントがあります。絶対にここ、注意してください!
①間違えて「メッセージを表示」を押さない
「元に戻す」の右にある「メッセージ表示」を押すと、送信したメッセージが表示されます。未送信状態に戻ってはいません!30秒経ったら、送信されます。しかも、ポップアップが消えてしまい、もう二度と「元に戻す」にはお目にかかれないのです・・・
②「元に戻す」を押す前に他のことをしない
30秒あるしな~とついいつもの癖で、受信トレイに戻ったり送信済みトレイを見に行ったり、絶対しないでください!他のメールを開くのもダメ。他のパワポやExcelを開くなんてもってのほか。①同様、ポップアップ、消えます。二度と逢えません。
30秒以内なら、送信「予定」トレイに入ってるのではないか?淡い期待でした。いません。しっかりと「送信済み」トレイにいました。では、その「送信済み」のメッセージを削除してはどうか。ゴミ箱に移動させるだけでなく、塵になるまで、跡形もなくなるまで、「ゴミ箱を今すぐ空にする」で30秒以内に完全に削除したらどうか・・・。実際にやってみましたが、ダメです。「すべてのメールを削除しました」と出るのに、消えないのです。何度もエンター連打で撃ち込んでるのに、一向に効かないのです、ゴミ箱トレイの中で、不死身なのです!そして、30秒が経ったら、「俺の役目は終わった・・・」とばかりに、消え去るのです。実験で送ったアドレスを確認したら、しっかりメールが届いています。超カッコいい去り方です。痺れます。
ポップアップが消えたら最後、送信ミスったとわかっているのに、30秒間、何も出来ないのです。自分の無力さを痛感し、運命を恨むのです。これはある意味、誤送信したことを気づかないで30秒過ごしている方が幸せです。
というわけで、我々は絶対に「ポップアップを消してはならない」のです。余計なことをする前に、とにかく落ち着いて、間違わず「元に戻す」をクリックするのです。
でも、人間、緊張すればするほど、「元に戻す」を押しに行くつもりが「メッセージを表示」を押したり他の部分をクリックしてしまったりするもの。わかります。人間だもの。そんな無力な我々に、最後のあがきとして出来ることをお伝えします。
「Z」キーを押す!
「元に戻る」を押さずとも、実は「Z」キーで、時間内なら送信取り消しが出来ます。しかしながら残念なことに、これも実験したところ、ポップアップが消えたらこの神通力も消えました。「Z」キーは直前のアクションを取り消すのですが、どうやら画面が変わったことに関しては効力を発揮しないようです。でも、30秒という限られた時間内で、「小さな『元に戻す』に正しくカーソルを合わせにいってクリックする」ことと、「『Z』キー押す」ことであれば、後者の方が時間面でも余裕が生まれるし、クリックミスなどのリスクも少ないことは疑いの余地がありません。
ただし、留意点。これも設定の変更が必要です。設定画面の後半に出てくる、「キーボードショートカット」をデフォルトのOFFから、「ON」に変更し、一番下の「変更を保存」をクリックしてください。
結論
結論、デジタル音痴かつおっちょこちょいの私のGmai誤送信に関する私のおすすめは下記です。
①「送信取り消し」時間を30秒に変更!
②キーボードショートカットをONにして、「Z」キーで送信を取り消す!
以上、全国の送信ミス癖があるおっちょこちょい同志の、少しでもお役に立てたなら幸いです。
ではまた!