誰かと私の備忘録

日々の仕事と暮らしからの気づきや学びを「備忘録」として、同じ悩みや境遇の方向けにシェア◆おすすめ書籍も紹介◆大手企業にてマーケティング20年、現在はDX推進課長◆家ではポンコツ、妻と息子たちに教わることばかり◆昭和平成カルチャー好き◆日本マーケティング協会マイスター|生涯学習開発財団認定プロフェッショナコーチ|DXパスポート

【刺激と反応の間の選択の自由】負の感情に引っ張られる時の対処法!

この備忘録を共有したいのは

落ち込んだり引きずったりイライラしたり、負の感情に引っ張られることが多くて、もう少しメンタルを整えたいと思っている人

この備忘録を読めば

負の感情におちいりかけた時の、気持ちの対処法と、その正しい使い方を知ることができます

<目次>

はじめに

誰かの言葉に落ち込んだり。失敗をずーっと引きずったり。アンラッキーな出来事にイライラしたり。こういった、いわゆる”負の感情”に引っ張られてしまうことってありませんか?私は、よーくあります。

そんな時に有効な気持ちの対処法をご紹介します。

「刺激と反応の間には、選択の自由がある」

シンプルに言えば、何か出来事があったとき、その出来事をどう捉えるかは自分の自由だ、ということです。

何か、つらい出来事があったとする。これが【刺激】です。それに対し、反射的に負の感情を抱いてしまう。そしてネガティブな思考、行動へと連鎖してしまう。これが【反応】です。でも、我々は実は、刺激から即反応するのでなく、その出来事をどう解釈するかを自分で【選択】することができるでしょう、刺激と反応の間にはそれだけのスペースがあるでしょう、ということです。

例えば、上司にこっぴどく叱られた。この【刺激】を、”こんなに叱られるなんて自分はなんて駄目なんだ” とか”上司は自分のことを買ってないんだ”とかそんな風に解釈し、落ち込む、腐る、さらには辞めてしまうなどの【反応】を起こしてしまうことがある。

でも、この同じ【刺激】を、”上司は自分に期待しているからあえて苦言を呈してくれる”とか本田圭佑ばりに”伸び代ですね”と解釈して、すぐさま学びに変えてさらに仕事に邁進する、という【反応】を起こす選択肢もある。

その、前者と後者を【選択】できるんだ、ということなんです。

「アカウンタブルか、ヴィクティムか」

そして、超ざっくりいうと【反応】は大きく分けて2方向しかありません。「アカウンタブル」か、「ヴィクティム」か。

「アカウンタブル」とは、前向きに当事者意識を持つこと。「ヴィクティム」とは、消極的で被害者意識を持つこと、いわゆる負の感情です。

何かことが生じたとき、人はアカウンタブルになれるか、ヴィクティムにおちいるか、2種類に分かれると言っても過言でありません。起こってしまう出来事はどうしようもありませんが、起こった出来事に対してこの2種類の人のどちらになるかは、あなたの、私の、大いなる自由なのです。 そう、『自由だー!』と往年の犬井ヒロシ@エンタの神様ばりに叫びたくなるくらいに。私はこのことを知った時に、目の前が明るくなり、世界が変わったような軽い衝撃を受けました。

電車に乗り遅れた、大切なイベントの日に雨が降った、家族の言動にイライラする、といったささいな刺激から、受験に失敗した、病気を患った、災害にあったというような大きな刺激まで・・・

アカウンタブルになるかヴィクティムにおちいるか、【選択】次第でその後の具体的な行動も変わってくることがイメージできるかと思います。

”本当に本当に大好きだった人にフラれた”から、”もう恋なんてしない”のか、”もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対”なのか。マッキーはアカウンタブルですね。

「ABC理論」

心理学の世界ではアルバート・エリスの「ABC理論」が有名です。

A(Activating events / 出来事)⇨前段で言うところの【刺激】

C(Consequence / 結果)⇨前段で言うところの【反応】

AとCの間に、B(Belief / 価値観)があると説きます。【選択】の元になる固定概念、パラダイムに当たります。通常、Beliefは信念や信条というようなポジティブな訳され方をしますが、私はあえて「価値観」と訳しています。

その価値観に、意識的にD(Dispute / 反論)をかまそうというのが面白いところです。上司に怒られた、それは上司に自分が評価されてないから、という価値観に対し、「ちょっと待てぃ。期待されてるからじゃないの?」と反論する訳ですね。

そうすることで、違ったE(Effect / 効果)が得られる。

怒られた出来事に対し、いつもの価値観からだと、やっぱり自分は評価されてねぇなと腐る結果になっていたところが、期待されてるんだからと反論をかますことで、頑張るぞ!という効果に結びつく。

D(Dispute / 反論)をかますというのが、前段で述べていた【選択する自由】の胆に当たると思います。

適切な使い方(注意点)

ひとつの対処法に過ぎない

最後に絶対に伝えておきたいことがあります。

それは、とてもおすすめなこの考え方ですが、あくまでひとつの対処法にすぎないということです。つらい刺激、悲しい刺激。重ければ重いほど、そうそう簡単にアカウンタブルを選択できない。当たり前です。頑張りすぎなメンバーにはいつも言うのですが、無理やりポジティブ変換することが良いとは限りません。ここまで書いてきたことと矛盾しますが、どうしてもしんどいとき、そのしんどさは自分が選択しているんだ、なんてみじんも感じないでください。メンタルが強く落ちたら、一旦、自分の気持に寄り添ってあげて休息を取るとか、何も考えないとか、寝るとか、好きな漫画を読むとか、一定期間、逃げたり休んだり目を背けることもとても大事なことです。そして、今ならいけそうだと思ったら、そのタイミングで、この考え方に取組んだら良いと思います。ひとつの対処法、武器、道具として使いこなすくらいの感覚でいましょう。

人間は一喜一憂する。私はそれも人間らしくて素敵なことだと思います。

全てに当てはめない

そして、当然ですがなんでもかんでもに当てはめなくてもOK。例えば「机の角に小指ぶつけた」とか「宝くじにハズれた」とか、いちいち解釈を考え直したり反論をかましたりするより「痛ってーな!」「残念!」って片付けて、次に気分を入れ替えられるなら、その方が早いです。そんな時の私の合言葉は、「過ぎたことはしょうがない。過去は生ゴミ!」です。

おすすめの一冊

今回はとびっきりのおすすめ3冊、ご紹介します。

「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー

本好きの私が、ビジネス/自己啓発部門でどれか1冊、と言われたら選ぶのはこの1冊。人生でまだ読んだことのない方がおられたら、是非、読んでほしい。

今回紹介した「刺激と反応の間には選択の自由がある」という考え方に私が初めて触れたのも本書、第1の習慣「主体性を発揮する」の中で登場します。これくらいの学びが、あと6個もしたためられています。

「夜と霧」V・E・フランクル

上記「7つの習慣」にも登場する本書。フランクルはユダヤ人心理学者で、ナチスの強制収容所に理不尽に収容されます。身ぐるみも家族も時間も全てナチスに奪われましたが、”自暴自棄にならず前向きに活きる”という選択だけはナチスも決して奪うことの出来ない、人間の最後のおおいなる自由だということを彼は、自分と向き合うことや、周りの囚人との生活の中で気づいたのです。そして、収容所から開放されてから活躍している自分をイメージし、厳しい環境下でも教訓を得て、実際に終戦後に本書を執筆、ベストセラー作家となりました。

我々も厳しい刺激に日々まみれていますが、ナチスの収容所に比べたら大したことないと思えてきます。

「すべては前向き質問でうまくいく」マリリー・G・アダムス

本書においては、アカウンタブル=学ぶ人。ヴィクティム=批判する人。刺激に対峙した際に「自分は今、学ぶ人か批判する人のどちらか?」「学ぶ人ならどんな問いかけをするか?」を考えるというのが面白い。

この手の書籍によくある、うまく行き過ぎな物語仕立てだが、「現実はもっと厳しいよ」で終わるか、「参考になった」と何か取り入れてみるか。あなたはどちら?

まとめ

今日の備忘録

落ち込んだりイライラしたり、負の感情に引っ張られそうな時は「刺激と反応の間には選択の自由がある」この考え方を試してみよう。ただし、あくまでひとつの対処法に過ぎないとも割り切って、うまく使うべし。

最近わたしがこの対処法を使ったのは、望まない異動を受けた際でした。超がつくほどのデジタル音痴なのに、DX推進チームに異動になったのです。最初は、大好きなマーケティング部門から離れることが悲しかったし、デジタル音痴な自分に務まるわけもないと悲観しました。でも、この対処法を知っていたおかげで、 ”デジタルに関してリスキルできる良い機会”と解釈することを【選択】し、”頑張ろう!ブログも始めちゃおう!”と【反応】することができました。

ところで、この考え方を地で行っている芸人、思い浮かびませんか?

ぺこぱ さんです。

松陰寺さんのツッコミは、ABC理論のD(Dispute / 反論)そのもの!大好きです!

 

 

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