誰かと私の備忘録

日々の仕事と暮らしからの気づきや学びを「備忘録」として、同じ悩みや境遇の方向けにシェア◆大手企業にてマーケティング20年、現在はインターナルコミュニケーションリーダー◆家ではポンコツ、妻と息子たちに教わることばかり◆昭和平成カルチャー好き◆日本マーケティング協会マイスター|生涯学習開発財団認定プロフェッショナコーチ|ITパスポート

ミセス2025ライブ『バベルの塔』セトリ予想と、神話の意味解説

この備忘録を共有したいのは

  • Mrs. GREEN APPLEが好きな人

  • ドームツアー『バベルの塔』に興味がある人

この備忘録を読めば

  • 『バベルの塔』のセトリ予想を楽しめる

  • 『エデンの園』『ノアの方舟』『アトランティス』『バベルの塔』それぞれの神話ストーリーを知ることができます

スポンサーリンク

 

<目次>

はじめに

私はMrs. GREEN APPLEが大好きで、ありがたいことに、2025年ドームツアー『バベルの塔』の初日バンテリンドームナゴヤに当選しました。

初日ということで、ネタバレの不安なくセットリストを楽しめます!

これからセトリ予想をしてきますが、もちろん未来を読めるわけでもないですし、もっくんの思考はいつも私たちの予想を越えてきてくれますので、あくまで参考程度に、ただの予想として楽しみながらご覧いただけると幸いです。

Mrs. GREEN APPLEドームツアー『バベルの塔』とは

『バベルの塔』は、2025年の秋・冬に行われるミセスのドームツアー。

ミセスはこれまでたくさんのライブを行ってきましたが、それぞれコンセプトがあり、今回のライブは2019年~2020年『エデンの園』2023年『ノアの方舟』2023年『アトランティス』に続く、ストーリー性のあるライブになっています。

神話をモチーフにしたストーリー性あるライブ

「エデンの園」「ノアの方舟」「アトランティス」「バベルの塔」はどれもいわゆる、”神話”。以下、それぞれの物語のあらすじを簡単に紹介します。

神話「エデンの園」

その昔、神が“アダム”と“イブ”という2人の人間をつくり、“エデンの園”という楽園に住ませていました(ライブでは『僕のこと』を演じる際、スクリーンがあたかも楽園のように演出されていました)。

神は、“エデンの園”の中の木の実は食べても良いとしていましたが、「園の中央にある、”知恵の実”だけは食べてはならない」と固く禁止していました(ちなみに、”知恵の実”はりんごだと言われていて、『Attitude』のジャケットはそれを意識しているのでは、と言われています)。

“アダム”と“イブ”が神の教えを守り平和に暮らす中、魔王サタンの扮する蛇が忍び寄り、“イブ”に「”知恵の実”を食べると賢くなる」とそそのかします。結局”知恵の実”を食べてしまった2人は、神の怒りに触れて、楽園から追放されてしまいました。

そして、物語は「ノアの方舟」へと繋がっていきます。

神話「ノアの方舟」

“アダム”と“イブ”は“エデンの園”から追放されてしまいましたが、その子孫が世界に広がり、人類が発展していきます。

しかし、人間たちは悪事を思うことが増えてまたしても神の怒りを買ってしまい、神は人類を洪水で滅ぼそうと決意します(ライブでは『Viking』を演じる際、スクリーンで洪水が演出されていました)。

“ノア”だけが神を信じる正しい人間だったため、神は“ノア”に方舟の建設を命じました。

“ノア”が600歳の時に洪水が起こり、“ノア”は家族と全ての動物たちと共に洪水を避けるために方舟に乗り、洪水から逃げ延びることができました。雨は40日間続き、地上にいた人々は死んでしまいました。

その後、地上が乾いたことを知った“ノア”は、方舟を出て“ノアの燔祭(はんさい)”を開催します。

これがどういう祭りかというと、神へ「洪水から助けてくれてありがとう」という意を込めて生贄を差し出すというもの。ちなみに、生贄は”羊”。siip様がライブで出てきたのは生贄になるストーリーライン、最後のところで、十字架を思わせる振る舞いを見せています。先日、約2年ぶりにsiip様としてSNS更新された『Walhalla』のMVでは、siip様は頭の飾りとしてしか登場していない。『ノアの方舟』で生贄になったという解釈がまだ続いているのだと感じました。

神話の内容に戻ります。神は羊の贈り物を喜び、“ノア”たちを祝福して、地上で再び繁栄するように命じます。神は今後、洪水によって地上の人間や生き物を滅ぼすことはしないと約束し、その契約のしるしとして、空に虹を置きました(ライブ本篇の最後に演じられた『ケセラセラ』のラストで、虹のフラッグを演者のみなさんが振って表現していました)。

そして「バベルの塔」へと繋がっていくのですが、ミセスのライブでは『アトランティス』が挟まれますので、神話「アトランティス」についても少し触れることにします。

神話「アトランティス」

「アトランティス」はそもそも聖書に出てくる話ではなく、古代ギリシアの哲学者が書いた物語に登場する架空の島。つまり、「エデンの園」「ノアの方舟」とストレートに話が繋がっているわけではないのです。

なお、ミセスのライブとしても、『エデンの園』と『ノアの方舟』は3年、『ノアの方舟』と『バベルの塔』は2年の期間が空いてるのに対して、『ノアの方舟』と『アトランティス』の間は1ヶ月しか空いていません。さらに『アトランティス』は他の3つと異なり全国ツアーでないことからも、『エデンの園』『ノアの方舟』『バベルの塔』とは少し異なる扱いです。

神話のストーリーは、“アトランティス”という島に住んでいる人々の暮らしがどんどん堕落していき、それを見たゼウスが神々を集めて大地震と洪水を起こすことで“アトランティス”を沈めることにして、その結果、海中神殿ができたというもの(ライブでもセットが海中神殿を表していました)。

神話「バベルの塔」

では改めて、「ノアの方舟」に続く「バベルの塔」の物語に戻ります。

人々は再び洪水などが起こった際に散り散りになることのないよう、“バベルの塔”を築き始めます。

しかしこの行動は、「今後洪水によって人類を滅ぼすことはない」という神の契約を信じていないことともとれます。また、“バベルの塔”建設のために過度な労働が強いられていて、そんな地上のありさまに怒りを覚えた神は、人々の”言語”を無茶苦茶にバラし、会話ができないように混乱させました。

その結果、人々は協働作業で建設することができなくなり、“バベルの塔”建設計画は頓挫してしまいました。

「バベルの塔」の次の物語

なお、『ノアの方舟』と『アトランティス』のBlu-ray・DVDが発売された際の告知動画では、物語の本が4冊映っており、「エデンの園」「ノアの方舟」「バベルの塔」のタイトルは確認できますが、最後、机の上に2冊置かれているうち、「バベルの塔」の下のもう1冊のタイトルが記載されていません。

今回のドームツアー『バベルの塔』が終わると次のタイトルが明かされるのだと、期待させられずにはいられません。

スポンサーリンク

 

『バベルの塔』セットリスト予想

ではいよいよここから、今回の『バベルの塔』セトリ予想です。

曲数について

まず、最近行われたライブの曲数をまとめてみました。

  • エデンの園 23曲
  • ノアの方舟 24曲
  • Atlantis 21曲
  • ゼンジン未到とヴェルトラウム 26曲
  • Harmony 19曲
  • 韓国ライブ 18曲

過去の神話シリーズを踏まえると21〜24曲あたりでしょうか?今回は期待も込めて24曲と仮定しました。

Siip様は出るか?

前述のとおり、『ノアの方舟』で生贄にされたはずのsiip様がここへきてSNSを更新再開し始めているので、今回の『バベルの塔』で何らかの曲を披露してくれるのは間違いないんじゃないかと思います。

むしろ、生贄になった物語を受けて、どのような演出で登場してくれるかが楽しみ。そう考えると、楽曲はMVが更新された『Walhalla』で、登場の仕方もあんな感じなのだろうか?でも、どのようにライブで再現するんだろう。楽しみが尽きません。

もっくんソロは?

2025年5月、もっくんソロ活動が再開されました。5/28には新曲『絵画』『こたえあわせ』もリリースされ、ソロ曲が披露される可能性もあるのかなー、とチラリと想像しましたが、やはりミセス3人のライブですし、siip様のようなよほどのストーリー的な登場の必然性がない限り、もっくんソロ曲が披露されることはない、とします。

今後の新曲たちについて

続いて、ミセスがこれからリリースする新曲が『バベルの塔』でも披露されるのかについて考えてみます。

現在(2025年7月5日)決まっている時点で、今後リリース予定の新曲として東京ディズニーリゾート「サマー・クールオフat Tokyo Disney Resort」のテーマソング『Carrying Happiness』、11年ぶりにレコーディングされる『慶びの種』の2曲があります。(『Carrying Happiness(Tokyo Disney Resort Version)』のリリースは既にされていますが)

『慶びの種』は、アニバーサリーベストアルバム『10』の収録曲ということもあり、『バベルの塔』よりも先に7月に開催されるアニバーサリーライブ『fjord』でおそらく披露してくれるはずなので、新曲だから絶対に『バベルの塔』で披露される、という理屈は当てはまらないように思います。

そして、『Carrying Happiness』に関しては、フルバージョンのリリース日がまだ確定していないので、何とも言えないのが正直なところなのです。

とは言っても、夏のイベントのテーマソングということで、夏の間にはリリースされると思います。なので、秋、冬に行われる『バベルの塔』で披露される確率は高いでしょう。

最終、私的には、『Carrying Happiness』を盛り上げ曲としてやってくれるんじゃなかろうかと予想しました。『慶びの種』は 2014年7月5日にライブ会場限定で販売され、現在では入手困難な1stミニアルバム「Introduction」のシークレットトラックに収録されていた楽曲の再録といった特別な楽曲なので(いわば『Theater』のような)、そうそう頻繁には演奏せず、『fjord』で演奏したらしばらくやらないんじゃないかと予想しました。

ライブ定番曲について

これまでのライブで何回も披露された楽曲を以下にまとめてみました。

  • 我逢人
  • start
  • 青と夏
  • ダンスホール
  • ケセラセラ
  • Magic
  • Loneliness
  • ライラック 

他にもよくやる曲は沢山ありますが、特にこの8曲は他の楽曲とは比較にならないくらい演じられている楽曲たちなので、問答無用で今回もやってくれるんじゃなかろうかと思っています。

ミセスを代表するようなヒット曲が並んでいる中で『Loneliness』?と思った方がおられるかもですが、実は『Loneliness』は、リリースされてから『The White Lounge』『Harmony』を除く全てのライブで披露されているんです。

『The White Lounge』と『Harmony』はミセスの中でも少し毛色の尖ったライブですし、『Loneliness』の雰囲気と違いすぎるので披露できないのは仕方ないでしょう。

ですが、今回の『バベルの塔』は『The White Lounge』、『Harmony』などの特殊なライブではなく、『ノアの方舟』、『Atlantis』といった神話系統のライブなので、演奏されるのではと思います(ちなみに個人的には、『Loneliness』の歌詞が今のテレビでは披露出来ないからライブでよく演奏するのかなー、と勘ぐったりしています)。

神話の内容・雰囲気に合った楽曲

そして今まで同様、神話とマッチしている楽曲が披露されることは固いでしょう(『エデンの園』『ノアの方舟』『アトランティス』でも、内容・雰囲気がマッチしている楽曲が行われてきました)。

というわけで、歌詞や曲調の雰囲気が今回の神話「バベルの塔」に個人的にマッチしている楽曲をまとめてみました。

『present』『norn』

今回は「言語が無茶苦茶にバラされる」ということが物語の胆なので、「言語が違う」楽曲が披露されるのでは?と予想しました。英語で歌われる『present』、スウェーデン語で歌われる『norn』の2曲です。

『コロンブス』

MV(今は削除されてしまっていますが)の最後にバラバラになって「BABEL」という文字列が落ちていたことから、この楽曲も披露される可能性が高いと予測します。

一旦、ここまでを当確とします。

  • Walhalla
  • Carrying Happiness
  • 我逢人
  • start
  • 青と夏
  • ダンスホール
  • ケセラセラ
  • Magic
  • Loneliness
  • ライラック 
  • present
  • norn
  • コロンブス

追加候補たち

さてさて、ここからはもはや”勘”ですが、ご容赦くださいませ。

『speaking』

言語の話なので、そのものズバリ。

『Viking』

もっくんが以前、日本語でない多言語に寄せて歌っていると話されていたので。

『アウフヘーベン』

『バベルの塔』予告映像の暗い中を鷲が駆け抜けていく雰囲気が、『アウフヘーベン』のいきいきとした活力と先の見えない暗さが両立するメロディにまさにという感じで合っていますし、『ノアの方舟』での演出は、雷が落ちているところなど、まさに神の怒りがうまく表されていると感じました。今回の『バベルの塔』とのコンセプトとも引き続き、合致していると思います。

『インフェルノ』

ライブの演出でよく赤い光や炎で表現されていて、「バベルの塔」の神の怒りが落ちる所とピッタリ重なると思います。

『ツキマシテハ』

こちらも、神の怒りの感情の激しさが伝わりやすいと楽曲と思いました。

『Doodle』

歌詞に「アダムとイブ、僕らもそう」と聖書に出てきた2人が出てくるのにも関わらず、リリース直後の『ノアの方舟』、『アトランティス』で披露していないため、今回こそは歌ってくれるのではないでしょうか。

『キモサベ』

歌詞に「神様」「散乱」「世の中」と出てきて、曲の雰囲気も合っている。

『How-to』

空がモチーフの楽曲は「塔」にマッチしやすいかと。演出が目に浮かぶ・・・と思ってMVを見返していたら、塔的なものが冒頭に一瞬映ってた。

『パブリック』

戦争をモチーフにしていて、歌詞の最初の部分には「人」や「世の中」と出てくる。曲の世界観も合っているかなと。

『道徳と皿』

「道徳」や、「不景気現世の不条理」は、「バベルの塔」の神を怒らせてしまった人類と結びつくところがあると思いました。

『天国』

カバーアートがバベルの「塔」と似ていると思ったことと、「塔」が天国と繋がっていくという世界観もしっくりくる。

『クスシキ』

『ライラック』『コロンブス』といった、ライブで使い勝手の良いポップな楽曲を毎回セットリストに入れ込んでくる傾向。この楽曲もそのラインで、絶対に盛り上がりますよね。MVで描かれていた和の世界観のあの空や塔が、神話の世界に当てはめられたらどうなるのか、すごく観てみたい。

『Attitude』

もっくん自ら「神格化されだしている」とさえ語っている、ミセスにとって重要な楽曲。故に、初のドームツアーで、披露してくれるのではないかと思います。(ミセスの中で重要な楽曲ということで、『fjord』で披露され、『バベルの塔』では歌わない可能性もありますが…)

『Soranji』

ここまでの候補曲を改めて見直すと、ミセスがいつも終盤に入れ込んでくる、重ためのバラードが少ないと感じました。そこで、ミセスの定番バラードであるこの楽曲を最後の候補曲とします。

Breakfast』

Breakfastは6月にリリースされた割と新しめな楽曲ですし、明るい楽曲なのでライブの盛り上がり役にはうってつけかと。

最終的なセットリスト予想

現時点で予想曲数が23曲、前半に一旦当確を出したのが13曲。

後半の14曲の中から10曲を選んで追加して、私の予想としては最終的にこちらの23曲としました。

  1. アウフヘーベン
  2. クスシキ
  3. Doodle
  4. Breakfast
  5. start
  6. ライラック
  7. 青と夏
  8. ツキマシテハ
  9. キモサベ
  10. How-to
  11. インフェルノ
  12. Loneliness
  13. Walhalla
  14. norn
  15. present
  16. Carrying Happiness
  17. Magic
  18. コロンブス
  19. Soranji
  20. Attitude
  21. 天国
  22. (アンコール1.)ダンスホール
  23. (アンコール2.)我逢人
  24. (アンコール3.)ケセラセラ

曲順について

個人的には『アウフヘーベン』が1番『バベルの塔』の世界観とマッチしているな、と思ったので、『ノアの方舟』における『Viking』的な立ち位置で最初に置きました。

その後は盛り上がる序盤の曲を配置していき、中盤に向けては『ツキマシテハ』や『キモサベ』などの、特に雰囲気がマッチしていると感じる曲をチョイスしました。

そして、『ノアの方舟』同様、今回も中盤の13曲目にSiip様『Walhalla』。

その後は、アコースティックの『norn』、多言語繋がりで『present』。

そして『Carrying Happiness』『Magic』『コロンブス』で盛り上げます。

本編ラストは『Soranji』『attitude』『天国』という壮大な3曲で締め、アンコールで『ダンスホール』『我逢人』『ケセラセラ』といういつもの面子を配置しました。

セトリ予想ということで、当たってくれたら嬉しいですが、裏切られても嬉しいですね!『バベルの塔』初日が本当に楽しみです。

理由は思いつかないけれど、個人的に入ってて欲しい曲

最後におまけで、ファンの人なら、これらの曲は『バベルの塔』には入ってそう、入っててほしいよね...ってなんとなくわかってくれると思うんですが、いかがでしょう。

『ナニヲナニヲ』『アンゼンパイ』『L.P』『VIP』『ゼンマイ』『愛情と矛先』『キコリ時計』『No.7』『ミスカサズ』『In The Morning』『Oz』『絶世生物』『鯨の唄』『うブ』『どこかで日は昇る』『Swich』『WanteD!WanteD!』『Love me,Love you』『僕のこと』『Folktale』『ロマンチシズム』『アボイドノート』『ニュー・マイ・ノーマル』『延々』『私は最強』『アポロドロス』『familie』『ビターバカンス』『ダーリン』。

まとめ

今回の備忘録

好き勝手に楽しくセトリ予想をさせてもらいましました。毎回もっくんは私たちの予想を越えて来てくれますし、全くわからないのが正直な所ですが、少しでも皆さんと予想を一緒に楽しめたなら幸いです。

『バベルの塔』に参戦する人はみんなで楽しんで、最高のライブにしましょう!!

拙い文章をここまで読んでいただき、ありがとうございました。

※7/5 新曲状況踏まえ、加筆修正しました。

Mrs. GREEN APPLE 関連記事