誰かと私の備忘録

40代なかば中間管理職おじさんが、マーケティングやコーチング、勉強中のDXをベースに日々の学びをシェアするブログ

面白いアイデアを考えるコツ①”既知”増やし!

『良いアイデアを考える為に、普段からでじきちさんが意識されてることはありますか?』

僭越ながら、講演や研修に行くとよく聞かれます。いろんなことがありますが、いつも答えてるのは、

『常に、面白いと思う何かを探してること』。

<目次>

アイデアは既知と既知との組み合わせ

アイデアは、何もないところから降って湧いてひらめくものではありません。自分の中の、“既知”と“既知”との組み合わせで生まれるものです。ということは、自分の中の“既知”を増やすことが、良いアイデアを生み出したり、量産するために有効なのです。

アイデア琴線に触れる”既知”を増やす

「最近なんか面白いと思ったことある?」とか「最近いいなと思ったコマーシャルある?」と聞かれた時にすぐ、何かしら答えられるのが理想です。

街を歩いていたりテレビを観てたり、普通に毎日暮らしている中でも、面白いな、不思議だな、驚いたな、って感じるモノゴトはそこらじゅうにいっぱい転がっています。それらに気づくことが大切です。最初は難しいかもですが、意識してアンテナを張って引っ掛けることを続けていくと、じきに自然と、自分の中のアイデア発想の琴線に触れるモノゴトに気付けるようになります。

さらに、次のステップとしては、なぜそのモノゴトが自分のアイデア琴線に触れたのか。どこを面白いと思ったのか、不思議に感じたのか、驚いたのかなど、理由もセットで整理できるとGOODです。

皆さんは最近何を面白いと思いましたか?

ちなみに私が先日、家族でコリアタウンに遊びに行った時のアイデア琴線に触れたモノゴトを紹介します。こんなレベルで全然OK!

①「大阪で2番目の安い•旨い!」というコピー

思わず「いや、1番やないんかーい!」と突っ込みたくなる。でも、2番でも凄いし、1番でない2番の味とはどんなものなのか、味わってみたくなる。マスターは誰が1番だと考えているのかなど、色々妄想してしまう。

② ポン酢の自動販売機

「いや、尖ってるなぁニッチやなぁー!」ってこれも突っ込まずにいられない。こんなのも自動販売機で売れるんだという驚きと、はたしてどんな人がポン酢を自動販売機で買うんだろう、なぜスーパーでなく自動販売機で買う事情があるんだろう、という疑問。さらには、ターゲットの数や購入頻度を考えた時、ビジネスとして成立する利益が出るのだろうかなど、興味は尽きない。

③ キムチが詰まったサンドイッチ

コリアタウンならではのわかりやすさ。コリアタウンから一歩外に出ればややキワモノ的存在とされそうなメニューも、この場所なら、逆に王道メニューの風格。売ってる場所で魅力は変わる、実に面白い。

皆さんも、是非、アイデア琴線に触れる”既知”を増やすのを意識してみてください。

余談ですが、アイデア琴線に触れた時、私がいつも福山雅治ガリレオきどって“実に面白い”と小さな声で呟いているのは内緒です笑