誰かと私の備忘録

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小学校卒業した長男への手紙

長男が4月から中学生になりました。

3月には小学校の卒業式がありました。とても良い式でした。学校関係者の皆様には、本当に感謝です。

このブログも、いつか長男が見る時もあるかもしれないし、今日は、長男に向けての今の想いを、徒然なるままに書き残しておこうと思います。

長男へ。

この6年間、よく頑張ったね。

壇上で君は、「些細なことにも積極的に行動し、努力のできる人になります」と言った。素晴らしいことだと思う。そして君は、十分にその素質がある。努力できる才能がある。
野球を4年間も頑張った。決して得意ではなかったよね。でも、自分で一旦やると言ったことだから、やり遂げた。誰だって、得意なことは続けられる。でも、苦手なことを続けるのは、とても心の強さのいること。誰にでもできることじゃない。楽しくないクラスの年もあったろう。嫌な行事も。でも、乗り越えた。5年生からは塾が本格化して、最初はしんどかったよね。でも、受験勉強も乗り越えた。
君のその、努力し続けることのできる才能を、パパはひとりの人間として、本当に尊敬している。

継続は力なり。
持続可能な社会の実現の為に、校長先生がお話された様々な仕組みや取組みを今、人類は検討している。世界もそうだけど、君は君自身の人生を、継続して充実したものにしていかなきゃいけない。その為に、『努力』が根っこで必ず必要なんだ。だから、君が言った言葉を、僕は素晴らしいと思った。

1,2年生の頃は、パパと仮面ライダーやポケモンの仮装をしてよく舞台で歌ったね。パパは君の好きなことはほとんど把握してた。君も、パパが好きなことを好きになった。4年生くらいになった頃からかな?少し恥ずかしいという気持ちが君の中にも芽生え、舞台に一緒に上がるような機会は無くなった。でも、君はその分、学校のクラスで、皆をうならせるプレゼンテーションをしたり、手品を披露しだした。パパはとても嬉しかったよ。君にしかない、君らしさが生まれてきたんだ。パパの知らない、パパのわからない君の世界だ。

『私の夢』の欄に、「◯◯(パパの会社)の社員」と書いてくれたね(大好きな吉野家と並んで)。むちゃくちゃ嬉しかった。でも、これから君はもっと沢山の、世の中の広い世界に触れる。そして、君の頭の中も、心の中も、今よりももっと広く深くなる。自由に、これから知る無限の選択肢や可能性の中から、自分自身の夢を描いていってほしい。もちろん、パパの会社はその頃もどうか良い会社であってほしいし、今のパパの仕事は、君が思ってくれているように、楽しくてとてもやりがいのある仕事だけれどもね。

6年の間には、コロナがあった。君は初期に陽性になり、元気だったけれども、濃厚接触者のママと弟くん、もちろんパパも含めた一家4人、合計で24日間、周囲と隔離された生活になった。別にそれがことさらに我々家族の絆を強めたとかは感じないけれど、家族ってワンチームだな、特別だなって思ったのは、このコロナと、君の受験かな。

受験に際して、ママは細やかな手続きのフォローや美味しいご飯、健康の全面バックアップ。弟くんも、お兄ちゃんと遊びたかったのによく我慢したと思う。私はもっぱら塾のお迎えと夜の付き添いだったけど、いつも帰り道、楽しかった。もちろん、1番頑張ったのは君自身であることは間違いない。

君は自分で志望校を決めた。ネットで情報を集めて、実際に学校説明会に行って、先生だけでなく、普通にそこらを歩いている先輩を捕まえて話を聞いてみて、ここだ!という一校を決めた。ママとパパは志望校を一つに絞り切るのはリスクも感じたけど、君は譲らなかった。思えば、「自分が絶対に行きたいと思う学校に合格する為に勉強する」それが受験勉強の本質であり、それに勝るモチベーションの源はないんだよね。そのことを気づかされた。その年で自分の価値観をしっかりと持っている、この面でも、君を尊敬する。

たくさん誉めたけれど、慢心してはいけないよ。卑屈になってもダメだが、人が失敗するのは、油断や慢心が原因であることが多い。謙虚さを忘れないようにね。

君は、本当に沢山の喜びや力をくれる。先日の卒業式もそうだ。

”生まれてきた意味”なんてまだ考えたこともあまりないかもしれないね。この先、頭の中や心の中が広く深くなっていくにつれて思うことが出てくるかもしれない。
僕にとって、ママや弟くん、そして君と家族になれたことは、自分が生まれてきた意味の大きな部分を占めると、間違いなく言える。

4月からは、希望の学校で学園生活を送る。想像通りに楽しくて良い学校かもしれないし、想像以上かもしれないし、想像とは異なるかもしれない。

ただこの先、どんなことがあっても、僕は君の味方です。応援してる。

小学校卒業、おめでとう。

 

追伸
知らない部分が増えてきたとはいえ、やっぱり君のことはよくわかる。こないだもお風呂で遊びながら、君と弟くんの考えていることをズバリ当てただろ(^^)

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