4月になりました。
先日機内で観た『4月は君の嘘』。
途中までどこもかしこもピンとこず、なんじゃこの映画そのものが全編嘘っぽいなーとまで思いながら観てたけど、最後の方ではたと気づいた。
“若い”ってこれほどまでに“繊細”ってことか。
そうだ、自分の17歳の頃も、きっと当時のオトナたちから観たらバカみたいにピンとこない、嘘みたいに繊細な世界を生きてた。
それはたしかにあの頃の自分達の真実で、ひとつの嘘もない純度100%だった。
極めて繊細で、脆くて、だからこそ硝子細工のように美しい。
まさに”ガラスの十代”。
そのことを忘れてしまうくらい、自分が歳をとったってことか。
嘘みたいな、ちょっぴり残酷な、現実。
観終わってみれば、好きな映画になりました。あー、主人公世代の若人達と飲みながらこの映画について語りあいたい。
…、いけない、すぐ飲みながらって発想になるのがおっさんだ。17歳は飲めないし。
人生には、優しい、儚い嘘をつかざるをえない時もある。
だからこそ僕たちは、常日頃は正直に生きなくちゃいけない。
エイプリルフールも終わったしね。
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