誰かと私の備忘録

40代なかば中間管理職おじさんが、マーケティングやコーチング、勉強中のDXをベースに日々の学びをシェアするブログ

KANさん頑張れ!楽観的に選ぶMYBEST17曲

こんにちは。でじきちです。

KANさんが、がんになったと公表されました。フォローしているオフィシャルから「洒落にならないご報告」というツイートが流れてきた時、最初はニューアルバムのタイトルかと思いましたが、内容を読んでとてもショックを受けました。でも、こんな時にもとことんKANさんらしい、洒落たユーモアを交えたご報告。「どうか心配ではなく、どうぞ楽観していただければと思います。皆様に楽観していただけることがきっと大きなエネルギーになる、そんな気がしています」と書かれたKANさん。夜のラジオでも、「KANさんだったら、大丈夫じゃなーい?」みたいにみんなにそう思ってもらうのがエネルギーになると、いつもの軽妙な調子で仰っていました。「心配ないからね」と、いつものように歌いかけてくれているようです。それを受けて、ファンのみんなのコメントも、愛とユーモアに溢れてる。私もKANさんファンの端くれ、目一杯、楽観して待ちます。

というわけで、今日は気楽に、私が選ぶKANさんの大好きな曲17選です。なぜ17曲という中途半端な数字なのかというと、もし共感してくれる方がいてくださると嬉しいですが、74分のMDに入る曲数が大体17曲だったからです。高校から大学時代、MDに、その時々折々のオリジナルKANBESTを作っては楽しんでいました。久しぶりに、2023年に選ぶBESTです。KANさんFANの方がおられたら、皆さんの今のMYBESTも楽観的に思い巡らせてもらえたら嬉しいです。

①適齢期LOVE STORY (1988年)

LIVEのアンコールでの定番曲。その日に演奏した全曲を少しずつメドレーで挟み込むという、初めて会場で目の当たりにした時はその発想の斬新さに度肝を抜かれました。今は紅白歌合戦も最後に同様の企画をしてるけど、KANさんの方が先!毎回、むちゃくちゃ盛り上がります。「適齢期LOVE」を「テキレキラブ」と歌っちゃうセンスが最高です。楽しかったなぁ。

②言えずのI Love You (1988年)

「あのね うんとね」「いつまでかかるんだろう」と、なかなかI Love Youが言えない可愛らしい曲。ポップで優しいメロディで、大好きです。歌詞カードに載っていないですが、音量フェードアウトしながら、最後に「好き」・・・と言ったとみせかけて、「スキーが苦手なんだよ」と最後まで言えないのが微笑ましいです。

③REGRETS (1989年)

イントロ無しの始まりがしびれる。KANさんにはこんな素敵なお洒落なカッコいい曲もあるんだよ、って、声を大にして広めたい。LIVEでこれ聴いたら、あぁ、KANLIVEに来たんだなぁーってとても幸せになれる。言いそびれてたことの羅列の歌詞、映画のように情景が浮かぶ。ほんと、素敵な曲。

④愛は勝つ (1990年)

KANさんFANとしては、上記のように「愛は勝つ以外にも、良い曲がむちゃくちゃあるのに!」って思う場面が多々あります。ね、みんなそうですよね。でも、やっぱりこれは良い曲!LIVEで聴くのがまた最高です。身体を揺らしながら傾けて歌うKANさんが楽しい。イントロ一発で会場がひとつになる。震災やコロナといった際にも、チャリティー企画として多くの人に歌われ、元気を与えてくれた。それだけの名曲ですね。ちなみに、「愛は勝つ」の次に知名度があるのは体感的には「まゆみ」かな。これもまた良い曲ですもんね。

⑤Day By Day (1993年)

最初に聴いた時はそんなに印象強くなかったのですが、聴けば聴くほど味が出てきた曲。そんな曲も多いんですよね。「GIRL TO LOVE」とか「Autumn S ong」とか。この曲は私は片想いの曲と解釈しています。美しいメロディに乗せて片想いの背中を押して勇気を与えてくれる、でも、当たり前ですがうまくいくかどうかは聴き手次第で。ある意味、罪な楽曲かと笑。

⑥Moon (1993年)

なんでこの曲が月9の主題歌に使われないんだ、と当時憤っていました。それくらいドラマティックで、スケールの大きなバラードです。ラジオでKANさんが、ASKAさんの「はじまりはいつも雨」を意識したと仰っていました。たしかに、間奏がそれっぽいなーと思います。カラオケで歌うと恥ずかしくなるくらいのどバラード。でもむちゃくちゃ気持ちいいです。「今はただ、君が愛しい〜」のとこが特に!

⑦秋、多摩川にて (1993年)

ピアノのイントロから全編通してそれこそ川のせせらぎ流れるような綺麗なメロディ。また、「過去の恋人に思いを馳せ、遠くからエールを送る」という内容が、曲調ととても合っていると思います。初めて東京に一人旅した時に、わざわざ10月の連休に日程を合わせて、この曲を聴きながら多摩川を歩きました。大きな白い犬に吠えられも、吸い殻を投げ捨てて老人に叱られもしなかったけれど。

⑧ライバル (1995年)

コミカルな歌詞にPOPなメロディ。こんな曲をこんな風に、他に誰が歌えるだろう。ほんとに、オンリーワンだと思います。B面の楽曲がまた、いつも存分に楽しませてくれるんですよね。ちなみに「愛は勝つ」のB面が「それでもふられてしまうやつ」っていうのも洒落が効きすぎです笑。この曲も、サッカー部と野球部の2人を主人公としたとても楽しい内容。さらにこの後「続ライバル」のありえない展開には、吹き出しました。

⑨涙の夕焼け (1996年)

今みたいにEC販売も当時は少なく、当たり前のようにCD屋さんで買っていました。CD屋さんで買って、家に帰るまでの楽しみな時間。そして自分の部屋で封を解いて、ラジカセにセットして1曲目が流れるまでのCDがウィーンと回るあの期待値MAXな時間。浪人生のくせにご機嫌に暮らしていた1996年5月、「MAN」の1曲目に流れてきたのがこの曲でした。イントロから、THEグループサウンズ!どんなジャンルでもKANさん流にアレンジされて、弱い主人公の切ないながらも元気が出る、極上の世界観を生み出しています。

⑩Songwriter (1997年)

デビュー10周年に発売された、KANさん自身を表現された(と私は解釈している)楽曲。メロディが本当に好きです。聴いていてとても気持ちよくなる。カラオケでも超気持ちいい。でも、KANさん曰くピアノがむちゃくちゃ難しいとのこと。余談ですがKANさんのLIVE、開場してホールに入ると、どなたかがピアノを弾いている。本番前のチェックなのかな・・・と思いきや、これがKANさんなんですよね。最初に気づいた時はこれも驚きました。「直前まで練習してる方が、緊張せずにうまいこと本番に入れるかなと思って」ととぼけたコメントされてましたね。「La la la la la la la・・・こんなメロディはどう」って歌詞がほんとKANさんらしいなぁと思います。

⑪長ぐつ (1998年)

2分ちょいと短くてとても可愛くて、甘いキャンディみたいな曲。「たとえば 雨がふる 強くふる 君がいる 僕は雨傘になる」、好きな人に対してこうありたいなぁ。恋愛に関してこじれて難しく考えすぎた時に、シンプルに立ち戻らせてくれる、そんな曲。遊園地で流れていたなぁ。

⑫Oxane~愛しのオクサーヌ~ (1998年)

まずもって、最初に聴いて驚きました。このハモリの声は・・・ミスチル桜井さんだ!と。内容は、近所に引っ越してきた奥さんに恋心を抱くという、軽い内容笑。「奥さん」を「オクサーヌ」と言っちゃうのが流石です。KANさんと桜井さんがFM802「ミュージックガンボ」という番組で日曜日、隔週でパーソナリティを務めていました。その中で、毎週少しずつ曲を作り合っていく「POP THE MUSIC」というコーナーがあって、面白かったなぁ。改編の時期には2人一緒にパーソナリティする時もあって、ちょっぴりエッチな企画もあったり。この曲も「おっ◯い」連呼しちゃいますが、これは全然エッチじゃない。うちの子供達もこの曲、大好きで。「おっ◯い」連呼のところでは大喜びです。ちなみに子供達が大好きな曲がもう1曲あって、それは「まるいお尻が許せない」です笑

⑬女神~VENUS~ (1999年)

KANさんのLIVEに行ったつもりが、いきなりビジュアル系バンドがバーン!とステージを始めたことがあったんですね。「ハイビジュアルバンド・ボン・マルシェ」と名乗っている。「え!!!!!なにこれ!」と一瞬驚きましたが、案の定、KANさんでした。バンドのメンバーもいつもの面々でした笑。むちゃくちゃビジュアル系っぽい曲を作るんですよね。しかも覚えやすくてキャッチーで普通に初めて聞いたのに、のれる。しかもこれ、今でも思い出して笑っちゃいますが、1曲で終わって十分面白いのに、ボンマルシェで3曲やったんですよね笑。しかもどれもがそれっぽい笑。ちゃんとその後、本編もいつも通りのボリュームでやってくれたKANさんのサービス精神に脱帽です。

⑭車は走る (1999年)

KANさんはビートルズにビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソンにスティービーワンダーと様々な洋楽をオマージュした楽曲を作られていますが、日本のアーティストに関しても、上述のASKAさんやビジュアル系バンドのみならず、浜田省吾さんやPerfumeさんを意識した楽曲もあります。なかでもこれは秀逸。槇原敬之さんのオマージュです。「彼の楽曲を理論的に分解し作曲した」とKANさんも語る自信作、マッキーの「DARLING」と聴き比べると楽しいです。

⑮50年後も (1999年)

「GIRL TO LOVE」「永遠」「君が好き胸が痛い」「君を待つ」「情緒」などなどなどなど、KANさんのバラードには本当に名曲が数え切れないですが、どれか!どーーーーしてもどれか!選べと言われたら、一番好きなバラードはこれです。「秋の夕べに落ち葉が舞うように 僕たちも美しく枯れてるかな 50年後も 穏やかに 笑ってるかな 今日みたいに」僕も、妻とこんな風に老後を過ごしたいです。

⑯よければ一緒に (2010年)

LIVEで初披露される時、KANさんが「絶対に1度聴いただけで皆さんも歌えますから。絶対に」と仰っていました。そして聴いてみたら・・・たしかに、これは歌える!となって会場みんなで大合唱しました。しかも、みんなで歌うパートの前にKANさんの「はい」という合図が入っているのもニクいです。「ぼくがひとりでできることなんてなにもない 君とふたりでできることならいくつもある」結婚式でも使わせていただいた、思い出の曲です。

⑰エキストラ (2020年)

コロナ禍の2020年にリリースされ、動画で観ました。こんな記事を書いていながら実は最近はLIVEにもご無沙汰で、新しいアルバムも聴けていなかったのですが、世界がどうなっちゃうのか不安でいっぱい、先の見えないことだらけの最中で、変わらないKANさんの歌声とメロディーと歌詞の世界に、すごく勇気をもらえて嬉しくなりました。「大好きです 好きです 大好きです 好きです」素直に言葉を歌詞にするKANさんですが、今までの中でも、最高にまっすぐなサビ。混沌とした世の中にあって、あえて最もまっすぐに表現してくれたのかな、と感じました。今までは「言えずの」だったり、「英語でゴメン」だったりしたのにね。動画の最後で、鍵盤から振り向いて「大丈夫だよ」という感じでピースしてくれるKANさんが本当に大好きです。

他にも、「東京ライフ」「発明王」「君がいなくなった」「TOKYOMAN」「甘海老」「星屑の帰り道」「練馬美人」「今度君に会ったら」「月海」「ロック試練の恋」「東京熱帯SQUEEYE」「カレーライス」「ピーナッツ」「ポップミュージック」・・・大好きな曲、紹介したい曲だらけですが、一旦ひとまず今日はこれまで。「はやくよくなってね」というツアーがありましたが、またLIVEに行ける日を楽観的に待っています。みんなの楽観、届け!だいじょうぶI'M ALL RIGHT、You are ALL RIGHT!

ほな、さいばば!(ミュージックガンボより)