こんにちは。
今日は、大好きな落合博満さんからの学びを共有します。
【目次】
現役時代から大好きです。ロッテ時代はあまり記憶に無いですが、中日に1対4の大型トレードで入団したら、いきなり周りの選手たちが、宇野も、ゲーリーまで、落合さんの独特なバッティングフォーム、所謂”神主打法”になっていてちょっと笑っちゃったのを覚えています。1番記憶に残っているのは、1994年、国民的行事と呼ばれた、130試合目ゲーム差ナシで雌雄を決する中日との10.8決戦でのホームラン。勢いに乗ってる中日、しかもピッチャーが当時打てる気がしなかった今中慎二、そんな中で先制のあれは痺れたなぁ…
落合さんの本は何冊も読んだし、講演会にも参加しました。最も私が感銘を受けた言葉は、『自分の人生を采配できるのは他ならぬ自分だけ。第三者介入の余地はない。ならば、一度きりの人生に、悔いのない前向きな采配を振るべきでないか』。
落合さんの、“オレ流”とも言われる生き様は、そういった考えのもと、自分の人生に悔いのない采配を振っているのだなぁと思います。
落合さんからの学び
以下、私が大切にしている、落合さん流“悔いのない人生の采配の為の考え方”をいくつか紹介。
① 前向きにもがき苦しむ
落合さんは入団しばらくは泣かず飛ばずで、中南米で開催されるウィンターリーグの参加を直談判したり、左右両打ちのスイッチヒッターにチャレンジしたことも。そして3年目、セカンドのポジションが空いているとみるや猛練習し、未経験だったセカンドでレギュラーを勝ち取った。前向きにもがき苦しむ経験は、すぐに結果が出なくとも、必ず自分の生きる力になる。
② 不安だから成長する
選手として監督として、ここまで圧倒的な実績を残している落合さんでさえ、「不安もなく生きていたり、絶対的な自信を持っている人間などいない」と言います。不安だから練習する。練習するから成長する。
③ 達成不可能に思える目標こそ、数字に勝つ術
「三冠王をとる」引退するまでずっと言い続けた落合さんらしい言葉。ギリギリの目標だと、ノルマになってしまう。ノルマは義務感が伴う。ノルマはあくまで通過点だと感じれる、高い目標を掲げるべし。今年のWBCについても、「栗山監督が『世界一獲る』ってずっと言い続けたことが大きかった」と仰っていました。
④ “勝利の方程式”ならぬ“勝負の方程式”
絶対に勝てる方法など、存在しない。ただ、“勝負を少しでも優位に戦っていくための原理原則”はある。勝負に絶対はない。しかし、“勝負の方程式”を駆使して最善の策を講じていれば、仮に負けても、次に勝つ道筋が見える。
⑤ 目の前の仕事にベストを尽くす
上司との人間関係に悩むことはあって当然と思うべし。今の時代、ここに留まるべきか、別の道を探すべきかを自分で判断せねばならない。その為には、普段から目の前の仕事にベストを尽くし、自分のパフォーマンスを高めていくこと。そうすれば、独りよがりででなく、客観的な視点でも判断ができるようになる。
⑥ ミスを叱らず手抜きを叱る
ミスはするもの。そこからどう学ぶかが間違っていなければ問題ない。ただし、自分のできることをやらなかった場合はまずい。注意しなければ気づかないような小さなものでも、“手抜き”を放置するとチームには致命的な穴があく。
どれも本当にそうだと思う。例えば⑥、私も自分のチームで、現場直行の時は遅くに出勤してくる、店周りと称する不要な外出が多い、やった感だけ出すような資料を作るなど、1人のそんな少しの手抜きが、チームの雰囲気を悪くすることを経験したことがある。
また、①。今の自分も、新しい職場で、新しい上司や仕事の仕方に慣れずもがき苦しんでている。けれど、前向きにもがくことがいつか報われるという成功体験も今までのキャリアで自分自身何度もしてきているので、今回も前向きにもがいてやろうと思う。
落合さんの言葉は、愚直に頑張る日々に勇気をくれる。スポーツに従事する人やビジネスマンだけでなく、頑張ってる多くの皆さんに知ってもらいたい。
以下は、特におすすめの2冊です。