誰かと私の備忘録

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40代おじさんの作文「ASKAさんとわたし」

昨晩、ずっとASKAさんの曲を聴いていました。改めて思う、なんて、なんて美しいメロディを創られるのだろう。なんて素敵な言葉を紡がれるのだろう。そして、なんて魅力的に唄われるのだろう。

ASKAさんの楽曲は、本当にキラキラしている。私にとっては、宝石のようなもの。なのに、人間ASKAさんは危なっかしくて、失敗もする、泥臭い親しみをとても感じる。対となり魅力が高まってる、私にとってはそうです。

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<目次>

ASKAさんをずっと聴いてた

中学時代に、“太陽と埃の中で”でチャゲアスを知った。遠足のバスの中で。じきに“SAY YES”が月9の主題歌になって、すごいブームがやってきた。アルバム“SUPER BEST II”と“GUYS”をむちゃくちゃ聴いた。

高校時代も、勉強にも恋にも、近くにいつもチャゲアスがいた。というより、まとわりついていた、くらいの距離感。テストの朝はアルバム“Yin&Yang”の“Yang”を聴いて、帰り道は“Yin”を聴くのが常だった。浪人生時代は、アルバム“CODE NAME.2 SISTER MOON”をずっと聴いてた。

大学時代に、何度かLIVEに行った。ブームはもう落ち着いていて、本当に2人を好きな仲間が集う、心地よい空間だった。ちなみに、大好きなKANさんのLIVEにスペシャルゲストで来てくれた時は本当に嬉しかった。

社会人になり、カラオケに行けば必ず私は“モーニングムーン”をモノマネで歌った。良い自己紹介のツカミになるから。CHAGEさん役に偉いさんを勝手に見立てて隣で歌い懐に入るなんてことも、よくやる手口だった。そして同期とは何度も“YAH YAH YAH”を〆に歌った。

久しぶりに戻ってきたASKAさんのLIVEに、大切な友人と行った。休まれてた理由が理由だし少しハラハラしながら参戦したら、ASKAさんはあろうことか風邪で全くもって調子が悪く、びっくりした笑。でも、そんなに調子が悪いのに必死に歌い上げようとするASKAさんの迫力はすごかった。そして、本当に我々ファンに対してしきりに申し訳ない旨を伝え続けてるASKAさんを観て(裏のスタッフと相談もせずに「再公演する」とステージで言い切っちゃったり笑)、「あぁ、この人は本当に顧客志向のカタマリだ」って思って、また好きになった。そういえば、若い頃から、LIVEでハイパフォーマンスしすぎて酸欠になられてたなぁ、と思い出したり。結局、その日のLIVEに参戦した全員に、当日の写真と特別なCDが送られてきた。これはこれで、とても素敵な記憶であり記念。

ASKAさんの楽曲、歌声は私にとって宝石みたいなものって書いたけれど、ASKAさんをむちゃくちゃ聴いてた中学、高校時代も私にとっては宝石のようなもの。それを思い出させてくれる、それもひっくるめて、宝物なのだ。

そんなASKAさんの、ここ数年の楽曲もすごく素敵だ。ドラマのような人生を歩いてこられた(それは決して当時の月9のようなトレンディだけのものではなく)、その日々を踏まえて創られた曲はとても力強い慈愛や、肩の力を抜かせてくれる優しさを感じる。そんな曲たちを、変わらない(勿論、変わってはいるのだけれど)ASKAさんの歌声で聴くと、おじさんになった今の自分もやっぱり、“SUPER BEST II”をむさぼり聴いていた中学生の自分同様、琴線に触れ、心が潤う。

ASKAさんの楽曲や、歌っているASKAさんが大好きだ。これからも、心を潤わせてもらおうと思う。

ASKAマイベスト10曲

最後に、あえて選ぶ、今聴きたいASKAマイベスト10曲!

  1. モーニングムーン(1986)
  2. 迷宮のReplicant(1988)
  3. LOVE SONG(1989)
  4. 天気予報の恋人(1989)
  5. PRIDE (1989)
  6. はじまりはいつも雨(1991)
  7. めぐり逢い(1994)
  8. 月が近づけば少しはましだろう(1995)
  9. 通り雨(2017)
  10. 笑って歩こうよ(2021)

あぁ、10曲はやっぱり全然無理!これ、絶対に日によっても変わりそう。

特に今のおすすめ2曲

9曲目の”通り雨”と10曲目に選んだ”笑って歩こうよ”は、比較的最近のASKAさんの楽曲。

どちらもラブソングなんだけれど、誰かを愛するラブだけじゃなく、人生を、自分を愛するラブソングに今の私には聴こえる。メロディがとても可憐で、ASKAさんが優しく歌い沿ってくれているようで、元気が出る。是非多くの方に聞いてもらいたいです。

”通り雨”は、仕事で辛かったり嫌なことなあった帰り道に聴く。歌詞にあるように、聴き終わった頃には、目の前の風景が洗われていく。そう、わずか5分と少しの”通り雨”のおかげで。

”笑って歩こうよ”は、もともとは”歩こう”というタイトルだったところ、最終的には”笑って歩こうよ”になったとのこと。その、ASKAさんのメッセージが胸に沁みます。コロナで、戦争で、円安で、ハラスメントで、炎上で、色々な確度から傷ついた令和のみんなそれぞれに歌いかけてくれているようです。勿論、私にも。

是非、聴いてみてほしいと思います。